私の背中を押してくれた、先生のコトバ。


Vol. 5: 宮城県 Y・Nさん(56歳 男性)

私が乾癬を発症したのは、転勤で環境が変わった40歳の頃。「ストレスのせいか、フケが増えたな」と思っていたら、間もなく手の指が赤くなったり腫れたりするようになって皮膚科を受診しました。乾癬と診断され、「治りにくい病気」だと言われてかなりショックを受けました。その後も症状は一進一退をくり返すばかりでいっこうに改善せず、半ば諦めかけていた私は、そこで出会った先生の言葉に心を動かされます。

乾癬治療の選択肢は大きく広がっています。あなたに合った治療が、きっとありますよ。

自分に合った治療を見つけて積極的に取り組んでいけば、病気そのものは治らなくても、症状がずっとよくなることは多いです。症状がよくなれば気持ちも変わって、日常生活のあらゆることに対しても前向きになれますよ。

仕事が相変わらず忙しく、外食も多い生活が続いていた私は、「生活習慣を改善しましょう」とか「ストレスをためないでください」と言われても、どう対応すればいいのか分からず困っていました。そんな私に先生は、できるだけ私に負担のかからないよう、忙しくて時間がない私でもできる範囲で、治療法をいろいろ提案してくれました。おかげで私も乾癬という病気のことを理解することができ、積極的に治療に取り組めるようになりました。これからも信頼できる先生と一緒に、治療を続けていきたいと思っています。

医師は皆、患者さんがよくなるにはどうすればいいかを一緒に考えたいと思っています。しかし患者さんがどうなりたいのかが分からないと適切な治療は選べませんから、皆さんはできるだけ具体的に希望を伝えてください。そうすれば医師も、それに合った治療について、そしてその治療をするとどう変わるのかについて話してくれると思います。

皮膚科医や乾癬患者さんへのインタビューでお伺いした体験を参考に構成したフィクションです